about

海を漂い、浜に流れ着いた「漂着物」。
ペインティングなどを経て生まれ変わったものが
「漂着DECO」です。
おもに愛媛県松山市高浜町で採取された漂着物を
使用しています。


(追憶)
2014年8月、奈良から松山に引っ越してきて、しばらく友人の
家を間借りしていたが、9月からは高浜に移住し仕事もせず、
ブラブラと海岸を散歩していた。
漂着物というただ海を漂うだけの存在は
浮草のような自身の状況と相まって親近感が沸いた。
手にとってよく見ていると長いあいだ海を彷徨って付いた
無数の傷がなんだか可愛らしく思えてきた。
こうしている間にも漂着物は海を旅し傷を負い、
またどこかの砂浜に打ち上げられている。
そんな時、輪廻という言葉がパッと思い浮かんだ。
輪廻という歯車を漂着物に投影してみた時、
その漂着物を選び出し、ペイントするとは
一体全体どういう行為にあたるのか!?
輪廻から抜け出し、漂着物には二度と戻らない
という確固たる意思をモノから感じとった時
選び出されたモノは新たなモノになる。
「漂着DECO」となり、転生するのだ。