2018/02/05 23:07

さて、僕の漂着スポット紹介@梅津寺浜もいよいよその三(最終回)だ。

その一、その二は(劣化)プラスティックが漂着する、漂着スポットを紹介させてもらった。
そしてどうしてプラスティックの漂着物をたくさん拾うべきなのかについても書いた。
漂着物。人によってはそれを完全に環境に悪影響を与えるゴミとみなすかもしれない。
でも僕にとっては少なくともゴミには見えなかった。
漂着物という言葉でくくってしまっていいのか分からないけれど、漂着物の持つディテールと存在感。
種類の多様さ、量、色彩、におい。どれをとってもこれで何かを作れといわれているような気がした。

漂着物と一言で言っても、それぞれの様相はまったく異なっている。海をひたすら漂って傷が付き、
色褪せてしまった何ともいえない哀愁が漂っているもの。それを僕は漂着物と言いたい。


それは昆虫の音で何かを作れという声が自分の中でしたときとまったく同じ感覚だった。
今ある自分の経験や価値観、ポジション、すべてを放り投げてでも、どうなるのか眺めてみたい衝動
を抑えることはできなかった。
人のしていることはすべて合理的には説明できない。
自分の中でも様々な気持ちが絡み合ってこの漂着物というものに対峙している。
そんな日々変容していく気持ちをこのブログで書いていければおもしろいと思っている。
さあて気分を変えて、漂着スポットその三はプラスティックでないものの漂着スポットをご紹介しよう。

漂着スポットその三は、松山大学、新田高校、愛媛大学ボート部の小屋あたりから
ボートがずらっと並んでいるところの端っこまで。
このあたりから

この行き止まりまでが漂着スポットだ。写真でもお分かりのように比較的漂着物が多い。


この辺りの特徴としては、漂着物の種類が多いということ。とくに流木・木材系が多い。
しかも落ちているときは本当にたくさん落ちているのでビニール袋が2つでは全然足りない。
大漂着スポットである。
拾おう。

こういう木材でもいろんなものに使える

はしごなんかも落ちていた。拾うか拾わないか決断するのも漂着物収集の醍醐味だ。

この辺りで拾った木片を集めて昨年はテーブルをいくつか作った。

テーブルなんてまったく作ったこともなかったけど、作ってみようという気にさせてくれるのが漂着物。


哺乳瓶のようなものも発見。あなたならどうする?

錆びたスプレー缶なども漂着物の常連客だ。

このように、この辺りでは多種多様な漂着物をいともかんたんにゲットできるぞ。
訪れた際は是非チェックしてみてほしい。


さて三回に渡ってご紹介してきた漂着スポット。
いかがだったでしょう?
私の漂着スポットも見てみてみて~!
というあなたはすぐに連絡を。
駆けつけます。
そして
拾います。拾います。
そうでないあなたも
是非一度どこかの浜に拾いに行ってみては?
きっと出会いがそこにあるはず。


次回は漂着物を使って遊ぶ「漂着遊び」について書いてみたいと
思うので次回もよろしく!
ではさようなら!