2018/02/26 13:53

今回は、漂着物の遊び方をひとつご紹介したいと思う。


まず、みなさんは漂着物にどんなイメージを持っているだろうか?

みんな違ってみんないい。

これからご紹介する「お遊び」ではそんなイメージを是非ともぶち壊していただきたい。

それは、僕が「漂着置き」と名付けた遊びである。

いたってシンプルで、ただこれだ!と思って拾い上げた漂着物をどこかへ置くだけである。

これだけで十分。もう面白い。

僕は、自分が選んで拾い上げた漂着物を置くという行為は「祭る」という行為に近いものだと考えている。

日本には古来からアニミズム、八百万の神が宿るという精神があるように漂着物にももちろん神が

宿っていてもいいはず。

物は大事にしなさいと親からは口を酸っぱくして言われたものだ。

そう、漂着物にも神が宿っていると感じるなら、ただ置くという行為は「安置」という意識へと変わっていくだろう。

それでは実際の「漂着置き」を写真を交えながらご紹介したいと思う。


THIS IS IT. これがそれだ。

漂着物を同系色の色褪せた自動販売機の取り出し口へと置いてみたものだ。

こっそりとのぞいている黄色のキャップがアクセントとなっており、漂着物本体の模様と自動販売機の模様が

同じ様なのがポイントだ。

安置なので、目立たないように、景色の中になじませている。

しかし神がここにいる。GOD IS HERE.

という目印(少し目立たせる)を忘れてはいけない。

目立たせる、目立たせないの絶妙なバランスが必要とされるのが「漂着置き」である。

そして、どのように置くか決まったらインスタ映えする写真をとって、友達同士見せあいっこする

のも楽しいだろう。これが本当の神写真である。

一通り、楽しんだら「置き」した漂着物は持ち帰り、ペインティングして漂着DECOをしてみよう。

こうして漂着物に宿る荒ぶる神々を鎮めるのである。

さて、次回は漂着DECOしたものを更に置く「漂着DECO置き」について書いてみようと思う。